あらすじ
下山して。

その日は土曜日だったので、
学校も休みだった。
だが、
柚香「学校に帰して」
と言うので、
学校で下ろした。
そのまま漆黒のバイクはどこかへ行ってしまった。
柚香は学校から駅へと向かい、
電車に乗って帰途へ着いた。
正に、
「嬉し恥ずかし朝帰り」
状態だった。
家に入ると、
母親が居間に居た。
そっと自分の部屋に通ろうとしたが、
目ざとく見つかってしまった。
「おかえり」
「お母さん」
「あんたもそういう年になったんだねぇ」
母の態度は意外だった。
てっきりもっと叱られるかと思っていた。
柚香はシャワーを浴びた。
そしてそのままベッドに向かった。
「もう1回寝よう」
母は静かに微笑んでいた。


つづく